Monthly Archives: 3月 2020


彌彦神社周辺にのぼる月

彌彦神社は仕事運アップ、弥彦山は縁結びのパワーが授かれるとも言われ大勢の人が参拝に訪れる新潟県随一のパワースポット。弥彦山へは弥彦山スカイライン(冬季閉鎖)か弥彦山ロープウェイを利用して容易に行くことがき、山頂からは360°のパノラマが広がる景色が楽しめる。弥彦山スカイラインは、2004年「日本夜景遺産」認定。燕市や三条市方向を望めば、越後平野の牧歌的な夜景とともに夜空にのぼる月が鑑賞でき、遮るものがなくのんびりと月を眺められる。一方、彌彦神社では拝殿裏側の弥彦山の上で輝く月を眺められる時もあり貴重だ。神々しく輝く月は、石灯篭などでぼんやり照らされた拝殿と境内をやさしい月明かりで包み込む。弥彦山スカイラインからの名月鑑賞も見事だが、今回、彌彦神社周辺から愛でる名月を「日本百名月」に認定。

たがわ炭坑節の月

「月が出た出た 月が出た ヨイヨイ」でおなじみの炭坑節は、田川市が発祥の地。「あんまり煙突が 高いので さぞやお月さん 煙たかろ サノヨイヨイ」(正調炭坑節)と歌われるのが、筑豊のシンボルとして田川市の景観には欠かせない二本煙突。日本百名月としては、炭坑節の歌詞に出てくる月と二本煙突を対象に認定。110年以上寄り添うように立つ煙突は、日没から22時までライトアップされ、名月が出現することで炭坑節で歌われた景観がリアルに鑑賞できる。毎年11月「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され炭坑節総踊りで会場が華やかに彩られる。

伊賀の月

伊賀で生まれた松尾芭蕉は月をこよなく愛し、多くの句を残しているが、ふるさと伊賀への帰省の際には月見の宴を催し、自ら月見の献立をふるまったとされている。芭蕉が残した月の句は伊賀上野駅の「月ぞしるべ こなたへ入らせ 旅の宿」や、旧上野市庁舎の「升かふて 分別かわる月見かな」などの句碑がある。平野エリアの「くれは水辺公園」では16基の松尾芭蕉句碑巡りが楽しめ、1694年月見の宴を催した折りに詠まれた句も目にすることができる。また、伊賀鉄道や伊賀市の上野エリア、青山エリアでは、中秋の名月にイベントを開催。伊賀鉄道では「お月見列車」が運行され、照度を落とした車内でバイオリンや鉄道職員の独唱により、月にまつわる名曲が披露される。また上野エリアでは、月明かりとかがり火に照らされた幻想的な舞を堪能できる「上野城薪能」、青山エリアの大村神社では仲秋の名月に「十五夜祭」が催される。様々なスタイルで月を愛でる伊賀市を対象に、「日本百名月」として認定。

みその公園「横溝屋敷」の月

特別に夜間開館し開催される秋の夜を彩る「竹とうろうまつり」は、横溝屋敷の竹林とお庭、屋敷から裏山への道脇を竹灯篭で飾られ、琴と歌の生演奏を聴きながら、幻想的な雰囲気の中でお月見を鑑賞可能。母屋2階からも長屋門と獅子ヶ谷市民の森(西地区)の上空にのぼる月が眺められ、園内はもちろん、江戸後期の佇まいが残る豪農屋敷の名月も「日本百名月」に認定。文化財保護(火災)の観点により2020年度から、竹灯篭に灯されていたロウソクはLEDに変更し実施される。10月には、お月見の季節を感じるワークショップ「お月見のキセツクラシ」を開催され、ススキから色を採り思い思いのデザインの草木染めハンカチ作りも楽しめる。

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー/スカイデッキから望む月

スカイデッキは関東随一の高さで、海抜270m、地上238mに位置するオープンエアー形式の人気の展望台。上空を吹き抜ける風を体感し、360度に広がる煌めく都市夜景や富士山方面に落ちるダイナミックな夕陽、天空に広がる星を眺められる。毎月第4金曜日に開催される「六本木天文クラブ」の天文セミナーや、スカイデッキでの星空観望会等のイベントは、誰でも気軽に参加可能。中秋の頃には「中秋の名月観月会」を実施し、天文専門家の解説を聞きながら名月を観望できることはもちろん、天体望遠鏡を覗いてしか見られない月の明るさやクレータの形状も楽しむことができる。満月の日には、月光浴も楽しむ人や写真愛好家も集まる。52階には不思議な植物や珍しい植物たちが鮮やかに施され、天空の森の中にいるようなTHE SUN & THE MOONRestaurant)があり、フレンチをベースに月の森をイメージした、人気の“AfterMOON Tea”とディナーコース“MOONLight High Tea”のメニューやオリジナルカクテルなどをご提供。海抜250mからのゴージャスな都市夜景と名月のコラボレーションが楽しめ、非日常感を感じられる。2014年には、「日本夜景遺産」に認定されている。

情緒溢れる名月の魅力を世界へ発信! 国内唯一の名月ブランド 『日本百名月』の第五回認定登録地を発表!全国約120ヶ所のノミネートから厳選された計15ヶ所が新たに追加。全52ヶ所が認定登録となりました。

一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(東京都中央区・代表理事丸々もとお)は、2020年3月17日(火)、『日本百名月』の第五回認定登録地を決定しました。本プロジェクトは日本各地に数多ある「美しい名月」の魅力を国内外の観光客に存分にアピールし、日本国内における名月の観光資源化を目指ざしているものです。

第一回から第四回の認定登録により37ヶ所の「日本百名月」が誕生しましたが、第五回目となる今回は、全国約120ヶ所のノミネートから、厳選された計15ヶ所が新たに追加されました!その結果、全52ヶ所が認定登録となりました。プロジェクト概要は以下の通りです。

「日本百名月」認定プロジェクト概要
■企画趣旨
本プロジェクトは、「月の魅力」を時代に即した観光視点から捉え、より強大な日本の夜景資源へと昇華させること目指し、今後百年続く新たな観光ブランドを創設するものです。その後も継続的に認定登録を行い、数年後に全国100ヶ所の名月地が出揃います。

■活動主体
(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー
KNT-CT ホールディングス株式会社

■活動目的
日本国内における「名月」が魅せる景観美の発掘と観光資源化
その主な活動目的として、
(1)日本オリジナルの情緒的文化として、国内外への名月の魅力の訴求
(2)地元の魅力の再発見など、地元回帰の促進
(3)名月を観光資源とした地域における観光商品の造成化
(4)名月の観光資源化を目指す都市・地域間の連携強化

■「日本百名月」の選出方法
下記の選出基準をもとに全国の名月鑑賞スポット(公園や施設問わず)を調査。
1、魅力ある名月を夜間も安全に楽しめる場所・観光施設であること
2、選出された場所・施設における運営管理主体が明確であること
3、運営主体者が継続的に維持管理できること
4、運営主体者がブランドの価値を理解し、継続的販促が可能であること
5、日本百名月の銘板(予定)の付帯設置が可能であること。
6、大規模な再開発等により、鑑賞地を失う恐れが無い場所であること

■「日本百名月」認定の種別
特定の場所で名月鑑賞そのものがイベント化されている場合が「A類」、
イベントはなく月を愛でる場合と特定の場所の上にのぼる月を愛でる場合を「B類」としています。

『日本百名月』第五回認定登録地(認定登録日:2020年3月17日)各地の詳細につきましては、2020年3月20日(金)より掲載いたします。

主な認定登録地は以下の通りです。

☆認定登録第038号(種別:B類)
六本木ヒルズ展望台 東京シティビューから望む月(東京都港区)
屋内と屋外展望台の2箇所から名月鑑賞が楽しめる。
ビル群の摩天楼夜景と名月の競演は大都会東京ならでは。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/418

☆認定登録第040号(種別:B類)
伊賀の月(三重県伊賀市)
伊賀市各所ではお月見列車や竹灯りイベント等、
月を愛でるさまざまな鑑賞スタイルが定着。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/425

☆認定登録第041号(種別:A類)
たがわ炭坑節の月(福岡県田川市)
月が歌詞に出ることで知られる炭坑節。毎年まつりも
催され、煙突のライトアップが月夜に華を添える。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/427

☆認定登録第043号(種別:B類)
根岸海岸(宝来館)から望む月(岩手県釜石市)
12月~3月の満月前後に期間限定で月の道が現れ、
静寂に包まれながら闇夜の海面が光り輝く。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/431

☆認定登録第046号(種別:A類)
けいはんな記念公園・水景園の月/観月の夕べ(京都府相楽郡精華町)
月をイメージした回遊式日本庭園には篝火や観月橋、
ギャラリーもあり、月光が沁み入る雅やかな空間だ。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/438

☆認定登録第050号(種別:A類)
水郷柳河の月(福岡県柳川市)
水の都で知られる水郷の町。中秋の名月には観月船が
運行。ほたる灯等、風情あふれる名月鑑賞が楽しめる。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/448

☆認定登録第051号(種別:A類)
松江城にのぼる月(島根県松江市)
ライトアップされた天守閣と名月の競演が望め、
中秋の名月には「松江水燈路」も実施されている。

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/450

上記のほか、以下の地が新規認定に登録されました。

☆認定登録第039号(種別:A類)
みその公園「横溝屋敷」の月(神奈川県横浜市)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/423

☆認定登録第042号(種別:B類)
彌彦神社周辺にのぼる月(新潟県西蒲原郡弥彦村)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/429

☆認定登録第044号(種別:A類)
湯郷温泉にのぼる月(岡山県美作市)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/433

☆認定登録第045号(種別:B類)
大阪城にのぼる月(大阪府大阪市)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/435

画像提供:大阪城パークセンター

☆認定登録第047号(種別:B類)
六甲・摩耶山系から望む月(兵庫県神戸市)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/441

☆認定登録第048号(種別:B類)
東郷湖(望湖楼)にのぼる月(鳥取県東伯郡湯梨浜町)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/443

☆認定登録第049号(種別:B類)
蔵王連峰にのぼる月(山形県山形市)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/445

☆認定登録第052号(種別:B類)
十国峠から望む月(静岡県田方郡函南町)

詳細はこちら:http://japan100moons.com/regist/452