『日本百名月』認定登録地

認定登録第41号 【種別:A類】

「たがわ炭坑節の月」 (福岡県田川市)

福岡県の中央部、筑豊地域に位置する田川市。この辺り一帯に存在した筑豊炭田は、長い間、日本一の石炭産出量を誇り栄えていた。地域最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田竪坑の跡地は、石炭記念公園として整備され、1908年に耐火煉瓦213,000枚で作られた高さ45.45mの二本煙突と、1909年に作られた高さ28.4mの伊田竪坑櫓が保存されている。どちらも国登録有形文化財に指定。1983年に田川市石炭資料館が開館、2005年に今の田川市石炭・歴史博物館となった。


「月が出た出た 月が出た ヨイヨイ」でおなじみの炭坑節は、田川市が発祥の地。「あんまり煙突が 高いので さぞやお月さん 煙たかろ サノヨイヨイ」(正調炭坑節)と歌われるのが、筑豊のシンボルとして田川市の景観には欠かせない二本煙突。日本百名月としては、炭坑節の歌詞に出てくる月と二本煙突を対象に認定。110年以上寄り添うように立つ煙突は、日没から22時までライトアップされ、名月が出現することで炭坑節で歌われた景観がリアルに鑑賞できる。毎年11月「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され炭坑節総踊りで会場が華やかに彩られる。

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