『日本百名月』認定登録地

認定登録第45号 【種別:B類】

「大阪城にのぼる月」 (大阪府大阪市)

大阪城(大坂城)は、豊臣秀吉が天下統一の拠点として天正11年(1583)に築城を開始した。秀吉亡きあと、慶長20年(1615)に起こった大坂夏の陣で落城したが、元和6年(1620)から寛永6年(1629)までの長きにわたる大工事を経て、徳川幕府によって再築された。その後も明治維新の動乱による焼失、明治維新後の陸軍管轄と第2次大戦における空襲被害、戦後の公園整備と、日本の歴史とつねに深いかかわりを持ちながら現在に至っている。いま見ることができる石垣や堀、大手門・多聞櫓・千貫櫓・乾櫓・焔硝蔵・金蔵などといった古建造物はすべて徳川幕府が再築して以後のもので、一帯は国の特別史跡に、古建造物のほとんどは重要文化財に指定されている。城の中心にそびえる天守閣は、豊臣時代・徳川時代に続く3代目のもので、昭和6年(1931)市民の寄付金によって復興された。鉄骨鉄筋コンクリート造ながら空襲にも耐えて90年近くの歴史を刻み、国の登録文化財にも指定されている。


大阪城は2013年「日本夜景遺産」(ライトアップ)に、2014年「日本三大夜城」に認定されたが、今回は大阪城にのぼる名月が「日本百名城」に認定された。大阪城公園は105.6haの広大な公園で常時開園、天守閣のライトアップは日没から24時までほぼ毎日実施されており、その広大な公園からは様々な名月鑑賞が可能で、荘厳な天守閣と月とのコラボレーションが楽しめる。驚くほどのスケールを誇る巨大な城郭から眺める月、徳川時代に築かれた堀や石垣と月、月光に照らされた天守閣と金の鯱等、その魅力を語れば切りがないほどだ。月にちなんだイベントは特に行われていないが、多種多様な名月を見ることができる応用力の強さが「日本百名月」認定の大きな理由になっている。

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