Monthly Archives: 6月 2022


名月地インタビューVol.4〜氣比神宮にのぼる月

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。

「氣比神宮にのぼる月」認定地に鎮座する氣比神宮は、越前國一之宮・北陸道総鎮守の古社であり、地元はもとより全国から多くの参詣者が一年を通じ参拝される。俳人・松尾芭蕉は「奥のほそ道」の旅において、月を詠むことを目的の一つとし敦賀を訪れている。杖置きの地である当地での仲秋の名月を心待ちにしていたと伝えられ、当時境内で芭蕉が観賞した同じ月を今も見ることができる。敦賀で詠まれた5句のうち「名月や北国日和定めなき」「月清し遊行の持てる砂の上」は当宮で詠まれた。ひっそりとした杜の境内で往時を偲び夜空を見上げていただきたい。

 

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?

やはり芭蕉が訪れた(元禄2年8月14日・旧暦9月27日)という仲秋の名月の時期が一番おすすめ。国重要文化財に指定され日本三大木造鳥居のひとつである当神宮の大鳥居にかかる満月は見事です。

 

3)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?

どんなに時代が変遷しようとも、月は何れの国と地域の万人に等しく美しい姿を見せてくれます。北陸新幹線敦賀延伸を控え、多くの方が敦賀を訪れる事を期待しています。芭蕉が愛でた月の美しさを一人でも多くの方と共有し、またその美しい月を目当てに再び当地を訪れていただけるよう、地元の皆様と手を取り合って魅力を発信していきたいです。

 

4)予定しているイベント企画やプロモーションがあればぜひ教えてください。

現在模索中ではあるが、行政や地元観光関係者などと検討中。

 

5)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。

認定地単独では魅力を発信するにも限界があります。先述致したように月はどこから見ても万人に等しく姿を見せてくれるものです。認定地同士が連携・協力できるようなネットワーク構築や橋渡しをしてタイアップ企画等があっても面白い。

 

6)最後に。このページをご覧頂く皆様に一言メッセージをお願いします。

国名勝「おくのほそ道風景地(けいの明神)」に指定されている当神宮にのぼる名月。芭蕉が愛でた月を同じ場所で皆様もご覧になって往時に思いを馳せてはみませんか。

名月地インタビューVol.3〜釜臥山から望む月

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。
晴れた日、釜臥山展望台から望む360度の大パノラマは、地図で知るまさかり型の下北半島を直に感じることができ、家々に明かりが灯る夜、展望台から見下ろすむつ市は、満天の星空を背景に、夜空に飛びたとうとする「羽を広げたアゲハチョウ」の形に浮かび上がります。

 

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?
釜臥山展望台から山頂までは遊歩道が整備されています。紅葉を見ながら登山を楽しめる10月下旬から11月上旬がおすすめです。展望台は、天候によりますが概ね6月上旬頃から11月3日までの期間、8時30分から21時30分まで、遊歩道は、午前8時30分から午後5時までご利用いただけます。

 

3)その他、担当者だけが知るトリビアなどがあれば教えてください。
海上自衛隊基地がある大湊では、護衛艦を間近に眺めることができ、北の防人大湊の海望館からは停泊している艦艇を上から見ることができます。

 

4)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?
令和3年度に当市で同時開催された日本夜景サミット及び全国名月サミットをきっかけにはじまった釜臥山展望台のライトアップや季節のイベントを継続し、これからも市内観光の楽しみを提供していきたいと考えています。むつ市のまちから世界に向け羽ばたくアゲハで世界夜景遺産認定を目指します。

 

5)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。
日本国内外にかかわらず各地を結ぶ情報発信を今後もお願いします。

 

6)最後に。このページをご覧いただく皆様に一言メッセージをお願いします。
海と山に囲まれたむつ市には、ロマンチックに彩る東北随一の美しさが自慢の夜景、自然、絶品グルメなど、皆様にご紹介したい楽しみがあります。ぜひ、むつ市を訪れ、十分に満喫していただきたいと思います。

名月地インタビューVol.2〜愛宕山展望台から望む月

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。

愛宕山は延岡市の中心部に位置し、頂上の展望台からは市街地はもとより、海、山、川といった豊かな自然も一望することができます。また、神話の中で、愛宕山はニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢った場所とされています。そのことから、デートスポットとしても人気があり、神話にちなみ展望台付近に設置したハート型のモニュメントには、多くのカップルが取り付けた南京錠が残っています。

 

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?

2月には展望台付近の河津桜が満開になり、見ごろとなります。また、11月から12月にかけては、展望台への道沿いも含め、紅葉を楽しむことができます。

 

3)その他、担当者だけが知るトリビアなどがあれば教えてください。

満月の夜、日向灘に「月の道」が浮かび上がることがあります。また、天気が良い日中には四国まで見えることがあります。

 

4)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?

日本百名月に選ばれた夜景を積極的に発信していくことで、延岡市内の人気の観光スポットとしての定着を図りたいと思います。

 

5)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。

夜景観光のさらなる発展のため、より効果的なプロモーションを行っていただければと思います。

 

6)最後に。このページをご覧いただく皆様に一言メッセージをお願いします。

このページをご覧くださりまして、ありがとうございます。愛宕山は古くから延岡市民に愛されている山であり、展望台からの景色も非常に人気があります。ぜひ一度、展望台に上っていただければと思います。

名月地インタビューVol.1〜織姫神社から望む月

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。

日本百名月の認定登録地である「足利織姫神社」は、織姫山の中腹にある大変眺望が良い神社で、機場として長い歴史を持つ足利のシンボルともいえる神社です。現在の社殿は昭和12年5月に完成したもので、国の登録文化財にも認定されています。また、「恋人の聖地」にも認定されており、さまざまなご縁を結ぶ神様として市民はもとより全国から多くの参詣者が訪れています。

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?

年間を通じて四季折々の景色が楽しめる神社です。年間行事としては、歳旦祭や七夕飾りなどが行われているほか、足利あかりのある街づくり実行委員会が実施する「足利灯り物語」では、社殿に続く229段の石段に銘仙柄をあしらった銘仙行灯が設置され、人々を魅了しています。

近くの織姫公園では春は一面につつじが咲き誇り、秋にはもみじ谷が赤く染まるなど、自然も存分にお楽しみいただけます。

観光客の方に事前にお知りいただきたいこととしては、ほど近い駐車場として、神社の階段下の織姫観光駐車場と社殿の右手の織姫駐車場がありますが、秋などの季節がよろしいときにはいずれも大変込み合い、特に織姫駐車場は山の中腹にあるため、渋滞になった場合には戻ることも難しくなりますので、時間帯等によっては別の駐車場を利用されるなど、ご注意をいただければと思います。

3)その他、担当者だけが知るトリビアなどがあれば教えてください。

「猪の目模様」と呼ばれる「ハートマーク」が、足利織姫神社の社殿の天井や行灯など境内にいくつもあり、それを探すのも楽しいです。

お正月や藤の季節など、期間限定の御朱印がカラフルで可愛いと評判です。かつて機場のシンボルとして栄えた神社らしく、レースをあしらったお守りが売られており、女性に人気です。

4)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?

足利市は、「日本百名月」をはじめ、イルミネーションアワードのイルミネーション部門において、6年連続で全国第1位を受賞しているあしかがフラワーパークの「光の花の庭」や、前述した「足利灯り物語」など、「灯りと光のあるまち」としての認知が高まってまいりました。こうした夜景観光資源を活用し、滞在を宿泊に繋げ、地域全体の活力につなげていきたいと考えます。

5)予定しているイベント企画やプロモーションがあればぜひ教えてください。

今年11月に「足利灯り物語2022秋」の実施を検討しており、そのメイン会場の一つである「足利織姫神社」では、他に先駆けて10月中旬から銘仙行灯によるライトアップを開始する方向で、現在検討が進められています。

6)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。

いつも大変お世話になっております。今後も「灯りと光のあるまち」として夜景観光資源を活用した取組を進めてまいりたいと思いますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

7)最後に。このページをご覧いただく皆様に一言メッセージをお願いします。

足利市は首都圏から車や電車で90分圏内にあるまちです。まちなかには日本百名月の認定登録地である「足利織姫神社」をはじめ、日本最古の学校である「足利学校」、源姓足利氏発祥の地として鎌倉時代に建立された国宝の本堂を持つ「鑁阿寺」や足利氏ゆかりの寺社が数多く点在しています。また、アメリカCNNが選ぶ世界の夢の旅行先にも選ばれる「あしかがフラワーパーク」の大藤やイルミネーション、サミットなどにもワインが採用されるココ・ファーム・ワイナリーなど、昼も夜も見どころのあるまちです。皆様ぜひお越しください。