約37.5haの森林一帯には植生も見事に咲き誇り、アジサイ、サクラ、ツツジ、サツキ、ヤマモモなど表情が四季折々の移ろいを醸し出します。月見台へと向かう、258段のまっすぐと伸びる迫力のある石階段は、「月への階段」と名付けられています。なお、月見の森は夜間21時まで(土曜日のみ)ライトアップされており、気軽に散策することが可能です。展望舞台に降り立った瞬間、自身がまるで舞台の主人公のような気分を味わえることでしょう。
臥龍山荘(臥龍院・不老庵等)平成28年7月重要文化財
市内中心部からほど近い小高い山の中腹に位置する足利織姫神社。現在の社殿は、昭和12年に造営された鉄筋コンクリート造で、国の登録有形文化財に認定されている。朱塗りの美しい社殿は名高い景勝地。経糸緯糸が織りあって織物となることから、男女二人の神様を祭神とする縁結びの神社といわれ、現在も多くの市民や観光客が訪れている。そのほか、織姫と彦星の由来から七夕伝説の言い伝えがあり、夏季には七夕まつり等も開催。
東京在住の人々にとって、“心のランドーマーク”とも言える東京タワー。同施設は大展望台、特別展望台の2つから望む夜景鑑賞価値はもちろん、ライトアップとしての鑑賞価値も高く、言わずと知れた東京のシンボルである。ライトアップには“ランドマークライト”と呼ばれるオーソドックスなライトアップ(鉄塔に向けて光を放ち、東京タワーを浮かび上がらせるタイプ)と“ダイヤモンドヴェール”と呼ばれる外に向けて光を放ち、プログラミングによって7色に変わる機能を持つライトアップの2種類が存在。
岳南電車株式会社(旧・岳南鉄道株式会社)が運営する旅客列車で、静岡県富士市吉原駅から岳南江尾駅までの9.2km区間が片道21分の直通運転で結ばれている。「日本夜景遺産」にも認定されており、夜景は決して光量が多いというわけでは無いものの、駅舎や車両の光景、車内から望む景観的魅力など多彩な魅力を持つ。夜景の定義でもある「夜のけはい」という奥深さや、闇がもたらす想像力を掻き立てるような夜に対する本質的な価値観を創出。
秋の名月にあわせた2016年9月頃には、天望デッキ「SKYTREE ROUND THEATER®」における名月映像をテーマにした新コンテンツの上映などを実施。夜景と月と映像のコラボレーションなど、斬新な演出も人気を呼んでいる。本ブランドの認定以降は名月に関するイベントだけでなく、月の魅力に関する情報発信も積極的に取り組んでいる。世界都市 TOKYOの大パノラマとの借景で名月を楽しめる、唯一無二の場所としてその存在価値は高い。
伊豆北川は、大島を正面に望む人口300人ほどの小さな港町にある温泉地。満月が水平線から昇る「月の出」と、月光が海面に描き出す「月の道」(ムーンロード)の神秘的な美しさを観光資源と捉え、様々な施策を行ってきた。サンポーニャとケーナの名手・瀬木貴将氏プロデュースによるCD「MOON ROAD」の制作をはじめ、月に感謝と祈りを捧げるイベント「謝月祭」の開催、“ムーンロードに10秒間お祈りをすると願いが叶う”という言い伝えを基にした「願ひ菓子」の開発など、その取り組みは幅広い。2016年には、地域が一体となって「ムーンロードテラス」を造成。ゆっくりと名月観賞を楽しめるスポットが誕生した。