
周辺の芝公園や増上寺などの視点場からライトアップと名月が見事にコラボレーションする夜の風景は、煌びやかな大都市・東京における情緒的な夜景と言える。また同施設の知られざる魅力のひとつが、月に一度、満月の夜にライトアップの上半分を消灯し、満月の光を際立たせるという他にはない取り組みだ。本認定では、周辺部の視点場から楽しめる東京タワーと名月として、昭和から続く日本の心として評価された。
東京在住の人々にとって、“心のランドーマーク”とも言える東京タワー。同施設は大展望台、特別展望台の2つから望む夜景鑑賞価値はもちろん、ライトアップとしての鑑賞価値も高く、言わずと知れた東京のシンボルである。ライトアップには“ランドマークライト”と呼ばれるオーソドックスなライトアップ(鉄塔に向けて光を放ち、東京タワーを浮かび上がらせるタイプ)と“ダイヤモンドヴェール”と呼ばれる外に向けて光を放ち、プログラミングによって7色に変わる機能を持つライトアップの2種類が存在。