名月の魅力を語る

名月地インタビューVol.1〜織姫神社から望む月

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。

日本百名月の認定登録地である「足利織姫神社」は、織姫山の中腹にある大変眺望が良い神社で、機場として長い歴史を持つ足利のシンボルともいえる神社です。現在の社殿は昭和12年5月に完成したもので、国の登録文化財にも認定されています。また、「恋人の聖地」にも認定されており、さまざまなご縁を結ぶ神様として市民はもとより全国から多くの参詣者が訪れています。

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?

年間を通じて四季折々の景色が楽しめる神社です。年間行事としては、歳旦祭や七夕飾りなどが行われているほか、足利あかりのある街づくり実行委員会が実施する「足利灯り物語」では、社殿に続く229段の石段に銘仙柄をあしらった銘仙行灯が設置され、人々を魅了しています。

近くの織姫公園では春は一面につつじが咲き誇り、秋にはもみじ谷が赤く染まるなど、自然も存分にお楽しみいただけます。

観光客の方に事前にお知りいただきたいこととしては、ほど近い駐車場として、神社の階段下の織姫観光駐車場と社殿の右手の織姫駐車場がありますが、秋などの季節がよろしいときにはいずれも大変込み合い、特に織姫駐車場は山の中腹にあるため、渋滞になった場合には戻ることも難しくなりますので、時間帯等によっては別の駐車場を利用されるなど、ご注意をいただければと思います。

3)その他、担当者だけが知るトリビアなどがあれば教えてください。

「猪の目模様」と呼ばれる「ハートマーク」が、足利織姫神社の社殿の天井や行灯など境内にいくつもあり、それを探すのも楽しいです。

お正月や藤の季節など、期間限定の御朱印がカラフルで可愛いと評判です。かつて機場のシンボルとして栄えた神社らしく、レースをあしらったお守りが売られており、女性に人気です。

4)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?

足利市は、「日本百名月」をはじめ、イルミネーションアワードのイルミネーション部門において、6年連続で全国第1位を受賞しているあしかがフラワーパークの「光の花の庭」や、前述した「足利灯り物語」など、「灯りと光のあるまち」としての認知が高まってまいりました。こうした夜景観光資源を活用し、滞在を宿泊に繋げ、地域全体の活力につなげていきたいと考えます。

5)予定しているイベント企画やプロモーションがあればぜひ教えてください。

今年11月に「足利灯り物語2022秋」の実施を検討しており、そのメイン会場の一つである「足利織姫神社」では、他に先駆けて10月中旬から銘仙行灯によるライトアップを開始する方向で、現在検討が進められています。

6)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。

いつも大変お世話になっております。今後も「灯りと光のあるまち」として夜景観光資源を活用した取組を進めてまいりたいと思いますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

7)最後に。このページをご覧いただく皆様に一言メッセージをお願いします。

足利市は首都圏から車や電車で90分圏内にあるまちです。まちなかには日本百名月の認定登録地である「足利織姫神社」をはじめ、日本最古の学校である「足利学校」、源姓足利氏発祥の地として鎌倉時代に建立された国宝の本堂を持つ「鑁阿寺」や足利氏ゆかりの寺社が数多く点在しています。また、アメリカCNNが選ぶ世界の夢の旅行先にも選ばれる「あしかがフラワーパーク」の大藤やイルミネーション、サミットなどにもワインが採用されるココ・ファーム・ワイナリーなど、昼も夜も見どころのあるまちです。皆様ぜひお越しください。