一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(本社:東京都中央区/代表理事:丸々もとお)とKNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:戸川和良)では、2017年2月10日(金)、東京スカイツリータウン®で開催した「第二回 全国名月サミット」において、『日本百名月』の第二回認定登録地を発表しました。
本プロジェクトは日本各地に数多ある「美しい名月」の魅力を国内外の観光客に存分にアピールし、日本の名月の観光資源化を目指ざししているもの。分かり易くお伝えするならば、名登山家である深田久弥氏の「日本百名山」の名月版。後世に残る名月ブランドとしての確立を狙うものです。
2016年3月に第一回認定登録14箇所に次いで、今回は約100ヶ所のノミネートの中から、厳選された計7ヶ所が新たに認定登録となりました。プロジェクト概要は以下の通りです。
「日本百名月」認定プロジェクト概要
■企画趣旨 本プロジェクトは、「月の魅力」を時代に即した観光視点から捉え、より強大な日本の夜景資源へと 昇華させること目指し、今後百年続く新たな観光ブランドを創設するものです。その後も継続的な 調査と選出を施し、数年後には全国100ヶ所の名月地が出揃います。 ■活動主体:(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー KNT-CT ホールディングス(近畿日本ツーリスト(株)/ 近畿日本ツーリスト個人旅行(株)/クラブツーリズム(株)等) ■活動目的:日本国内における「名月」が魅せる景観美の発掘と観光資源化 その主な活動目的として、 ①日本オリジナルの情緒的文化として、国内外への名月の魅力の訴求 ②地元の魅力の再発見など、地元回帰の促進 ③名月を観光資源とした地域における観光商品の造成化 ④名月の観光資源化を目指す都市・地域間の連携強化 ■「日本百名月」の選出方法 下記の選出基準をもとに全国の名月鑑賞スポット(公園や施設問わず)を調査。 ①全国の夜景鑑賞士のノミネートにより、一定以上の票を集めること。 ②魅力ある名月を夜間も安全に楽しめる場所・観光施設であること ③選出された場所・施設における運営管理主体が明確であること ④本プロジェクトの趣旨に賛同し、運営主体者が継続的に維持管理できること ⑤「日本百名月」の銘板を付帯設置可能なスペースを有すること ⑥大規模な再開発等により、鑑賞地を失う恐れが無い場所であること |
『日本百名月』第二回認定登録地(認定登録日:2017年2月10日)
「日本百名月」認定の種別(上記左:A類ロゴ/上記右:B類ロゴ)
「~から望む月」というように、特定の場所から月を愛でる場合、「~にのぼる月」のように山や島々などの特定の場所の上にのぼる月を愛でる場合、名月鑑賞そのものをイベント化した場合など、月を愛でるスタイルは様々あります。そこで、その特徴から大きく2種類に分類。特定の場所から鑑賞や名月鑑賞そのものがイベント化されている場合を「A類」特にイベントはなく、特定の場所から月を愛でる場合と特定の場所の上にのぼる月を愛でる場合を「B類」としています。
☆認定登録第015号(種別:A類)
伊豆北川温泉ムーンロード(静岡県賀茂郡東伊豆町)
名月を観光資源と捉えた様々な施策を行う。伊豆の海を照らし出す神秘的な世界感。
☆認定登録第016号(種別:A類)
東京スカイツリー®から望む月(東京都墨田区)
名月に関するイベントも実施。自立式電波塔世界一の高さから望む名月が多くのファンを獲得。
☆認定登録第017号(種別:B類)
岳南電車から望む月(静岡県富士市)
列車内の照明を消灯して夜景を楽しむプランも。名月と工場とノスタルジーな駅舎の融合。
☆認定登録第018号(種別:A類)
東京タワーと月/満月ダイヤモンドヴェール(東京都港区)
名月を楽しんでもらうため、東京タワーのライトアップを消灯。イベントも実施。
☆認定登録第019号(種別:B類)
織姫神社から望む月(栃木県足利市)
渡良瀬川と足利市街の牧歌的な夜景と名月。神社の雰囲気も含め情感溢れる名月鑑賞。
☆認定登録第020号(種別:A類)
伊予大洲の月(愛媛県大洲市)
月を愛する心が巧みに取り入れられた臥竜山荘。鵜飼や4層4階の天守閣と名月。
☆認定登録第021号(種別:B類)
月見の森から望む月(岐阜県海津市)
その名の通り、名月を存分に楽しめる。月見台からは海津市街&濃尾平野と名月が。