名月の魅力を語る

名月地インタビューVol.7〜倉留寺の月/観月会

1)日本百名月の認定登録地の魅力や特徴を教えてください。

宍道湖岸の高台にある出雲高野山倉留寺では、「湖上に映える中秋の名月」を島根県内外の皆さんと楽しんできました。平成11年から、「倉留寺観月会(かんげつえ)」と銘打って開催し、これまで6,500名の方々に、お寺から「宍道湖に浮かぶ満月」をご覧いただいています。夜の境内の700個の万燈は幽玄な雰囲気を創出しています。

 

2)最もおすすめの時期はいつですか?また観光客に事前に知っておいて欲しいことはありますか?

やはり「中秋の名月」です。四季折々のお月さまはそれぞれに魅力があります。出雲空港から車で10分、尾道―松江道 宍道インターから15分、国道431号線沿い、冬には東に大山、西に三瓶山が見えます。出雲空港への飛行機の離発着は、飛行機と月が重なる光景も楽しめます。

 

3)その他、担当者だけが知るトリビアなどがあれば教えてください。

高台にそびえる鐘撞堂は令和4年11月に新築落慶、鎌倉時代の古式豊かな鐘撞堂は「心の鍵」として、お参りの方にはご自分の願いを込めて鐘を突いていただいております。この春は、「日本百名月」が決定したのを受けて、鯉のぼり百匹を泳がせました。鯉のぼりの掲揚は4月21日〜5月21日までの間、20年間続けております。

 

4)日本百名月ブランドを生かして、今後どのように地域を盛り上げていきたいですか?

「神々の国 出雲」を構成する一つとして、出雲大社や日御碕、国宝松江城や玉造温泉、大山隠岐国立公園など、山陰の地にある資源と有機的な連携を深めながら地域の活性化に貢献していきたいと考えております。自然資源に恵まれた「倉留寺の観月会」、地の利も生かしながら経済効果が生み出せるような企画やイベントを求めていきたいと思います。月の魅力が大きな観光資源となるようチャレンジしていきます。

 

5)予定しているイベント企画やプロモーションがあればぜひ教えてください。

今秋も「倉留寺観月会」を9月11日に開催します。倉留寺は出雲市はもとより、島根県内外や松江市の皆様方に、多様な「会所(えしょ)」としてもご活用いただいております。夜の宍道湖、簸川平野が一望できる倉留寺をご堪能いただけたらと思います。

 

6)日本百名月推進委員会(事務局)に期待すること(企画等)があれば教えてください。

先般、代表の丸々もとお様が出雲市長にお会いいただき、「全国名月サミット」の話を進めていただき感謝しております。島根県出雲市での開催に期待しております。百名月の地が互いに連携し、相乗効果が生まれるようにご尽力をお願い致します。

 

7)最後に。このページをご覧いただく皆様に一言メッセージをお願いします。

飛行機、車、電車でのアクセス良し!高台からの眺望は最高!伯耆大山や三瓶山も望めます。観月会のみならず、春歌秋冬、昼夜を問わず、「生きたお寺」、「心の癒し」のお寺にたくさんの皆様方のお参りをお待ち申し上げます。 感謝 合掌