山中湖の湖面の標高は982m、面積は6.57㎢と富士五湖の中で最も高く、最大の湖。関東首都圏から車で約2時間という立地にも関わらず、気温が北海道とほぼ同じということから、「車で行ける北海道」「雪の少ない北海道」とも呼ばれている。山中湖では雄大な富士山と大自然をアクティブに楽しめるスポットが多く、優雅な白鳥の姿が目を引く遊覧船「白鳥の湖」をはじめ、足漕ぎのスワンボートやモーターボートといった遊覧ボートの種類も豊富。山中湖には湖をほぼ一周できるサイクリングロードが整備されており、レンタサイクルも可能だ。
冬の山中湖では、月が富士山山頂に沈む「パール富士」と呼ばれる現象を見ることができる。真珠を想わせる満月が山頂にかかる情景は、天候に恵まれたときにしか見ることができない希少なもの。一方、普段の月夜も美しく、空に浮かぶ月が、湖面に逆さ富士を描くように輝く情景は、まるで絵画のような絶景だ。満月のときにだけ現れる、水面を照らす月の道もまた、麗しい。湖畔に位置する旭日丘湖畔緑地公園の展望台からの景色も素晴らしく、毎年10月下旬から11月上旬にかけて開催される「夕焼けの渚・紅葉祭り」の時期には、月とともに夜間にライトアップされた紅葉と富士山を望める。夜の観光で人気のイベントがもう一つ。山中湖の冬の目玉イベントとして開催されている「山中湖アイスキャンドルフェスティバル」では、氷でできたキャンドルの火が湖畔を照らす中、夜空を彩る冬花火が楽しめる。
※催事は新型コロナウイルスの感染症の状況に応じて開催を検討。詳細は公式HPまで。
画像: 山中湖観光協会