『日本百名月』認定登録地

認定登録第93号 【種別:B類】

「松山城にのぼる月」 (愛媛県松山市)

松山市の中心部、標高132mの勝山に築かれた松山城。山頂に本丸、裾野には史跡庭園になっている二之丸と、堀之内公園として親しまれている三之丸が広がる。豊臣秀吉の家臣で賤ケ岳の七本槍の一人として名をあげた加藤嘉明が初代城主となり、1602(慶長7)年から四半世紀もの歳月をかけて築城。日本で12か所しか残っていない江戸時代以前に建造された天守を有する城郭の一つで、平成18年に「日本100名城」、平成19年には道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選出された。裾野の二之丸と山頂の天守を、山の斜面を登る2つの石垣で連結させた全国的にも珍しい「登り石垣」と呼ばれる石垣や、天守の原型といわれ、日本で唯一現存する望楼型二重櫓の野原櫓など見どころも豊富。天守からの眺めも素晴らしい。


松山城では日没から23時までライトアップを実施。2020年には日本夜景遺産に認定された。21時まで開放されている本丸広場は、LEDで照らされた天守を目の前で鑑賞できる絶好のフォトスポット。ライトアップされた松山城と競うかのように神々しく輝く月が風情ある景色を生み出している。毎年秋に開催されている「月のおもてなしin松山城」では、様々なイベントを開催。イベント期間中は天守の夜間特別営業もあり、普段は入れない夜の天守最上階から松山市街を見下ろす夜景のパノラマと、月の競演が楽しめる。

 

※催事は新型コロナウイルスの感染症の状況に応じて開催を検討。詳細は公式HPまで。

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