『日本百名月』認定登録地

認定登録第86号 【種別:B類】

「眉山から望む月」 (徳島県徳島市)

徳島市のシンボルとなっている標高290mの眉山。山頂からの眺めが美しいと、県内屈指の絶景スポットとなっている。どの方向から眺めても眉の形に見えることからその名が付いたといわれ、『万葉集』には「眉の如 雲居に見ゆる 阿波の山 かけて漕ぐ舟 泊しらずも」という歌が詠まれている。山頂へはハイキングコースやドライブコースもあるが、約6分間の空中散歩が楽しめる眉山ロープウェイがおすすめ。「阿波おどり会館」5階の眉山ロープウェイ山麓駅から通常15分間隔で運行している。山頂駅舎から外に出るとパノラマビューが広がる展望台が目の前に。天気の良い日には、徳島市街を眼下に、鳴門海峡、淡路島、和歌山県までを一望できる春には桜、秋には紅葉に包まれる山頂広場も見どころの一つ。絶景を眺めながら散策を楽しんだり、お弁当を食べたりと自由に過ごせる。


日本夜景遺産にも選ばれている眉山。市街地の明かりはもちろん、吉野川に架かる吉野川大橋のライトアップと月華が徳島平野を浮かび上がらせるように辺りを照らす光景は、眉山に登ったものだけが眺めることができる絶景だ。毎年12月には展望台が色鮮やかな光で彩られるイルミネーションイベントを開催。展望台には高さは6mある眉華鏡(まゆげきょう)と呼ばれるモニュメントが設置されており、下から中を覗くと約4100個のLEDを使った美しい模様が形を変えながら光輝く様子を楽しめる。夜には眉華鏡もライトアップされ、より一層華やかな光に包まれるなか、煌めく夜景と月の競演はなんとも秀逸だ。眉山ロープウェイは4~10月、12月のイルミネーション開催期間中の金曜と土曜に夜間運転を実施している。

 

※催事は新型コロナウイルスの感染症の状況に応じて開催を検討。詳細は公式HPまで。

画像:徳島市にぎわい交流課

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