紫式部とのゆかりが深い石山寺。同寺の紅葉ライトアップは日本夜景遺産にも認定され、その秋には観月イベント「石山寺秋月祭」を実施し、多くの観光客で賑わう。園内の雅やかな明かりはもちろん、境内の高台から望むと琵琶湖と月の競演は、古の情感をそのままに伝える。景鑑賞士によるノミネート及び投票においても上位を獲得。
京都の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ日本有数の観音霊場で、本堂(国宝)は滋賀県唯一の平安建築。境内は一年を通して様々な花木が楽しめ、秋頃の紅葉ライトアップは鮮やかで美しい景観を創出する。「石山寺秋月祭」は中秋の名月頃の時期に催される観月イベント。紫式部がおよそ1000年前に石山寺に参籠し、名月が琵琶湖に映えるのを眺めて「源氏物語」を書き始めたと言い伝えられる。期間中は源氏物語関連の催事や、様々なジャンルのイベントなども実施。