『日本百名月』認定登録地

認定登録第80号 【種別:A類】

「お城山展望台 河原城にのぼる月」

戦国時代、丸山砦と呼ばれており、因幡の山名豊国の重臣・武田高信が守る出城砦 (でじろとりで) があった場所で、羽柴秀吉(豊臣秀吉)による1580(天正8)・1581(天正9)年の2度に渡る鳥取城攻めの際、ここに陣が置かれたといわれている。1994(平成6)年、ふるさと創生事業として建築されたお城山展望台「河原城」では、河原町の歴史や文化、自然をジオラマやパネル展示で紹介。また、日本神話に登場する因幡国八上郡の女神・八上比売(やかみひめ)神話をマジカルビジョンなどでわかりやすく紹介。天守閣のテラス展望台からは鳥取砂丘や中国山地の山並みを一望できる。また、城の周辺は中央公園があり、約650本の梅の木が植樹された梅林公園として整備されている。


天守閣を照らす月は、まるで戦国時代を生き抜いた名将たちを讃えるかのような荘厳な美しさを放つ。満月との共演も見事だが、大きな三日月が天守閣に架かるように見える光景も圧巻のひとことだ。いつ訪れても異なる風情を楽しむことができる。毎年9月に「河原城 月見会(八上の里の秋祭り)」を開催。昼の部では地域ヒーローや小学生による太鼓演奏、キッズダンス、ジャグリングなどの催し、餅つき大会やバザーも行われる。夜の部では、荒神神楽やゴスペルコンサートなどのお月見コンサート、お月見ぜんざいの振る舞いなど、1日を通して子供から大人まで楽しめるイベントとして賑わう。

 

※催事は新型コロナウイルスの感染症の状況に応じて開催を検討。詳細は公式HPまで。

※お城山展望台「河原城」の進入口は、土砂崩落のため、現在通行止めとしています。

復旧に向けて準備を進めていますが、ご来場の際は、別紙の迂回路をご利用くださいますようお願いいたします。

画像:河原城風土資産研究会

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