『日本百名月』認定登録地

認定登録第68号 【種別:A類】

「若山農場にのぼる月」 (栃木県宇都宮市)

栃木県宇都宮市の郊外に位置。この地で100年以上、親子三代にわたり自然循環型農法で育てられた筍と栗を中心に栽培している。24ヘクタールの農場は東京ドーム5個分の広さを誇り、映画やCMのロケ地としても使用されるほどの美しい景観を作り出している。「竹を身近に感じてほしい」という思いから2018年より竹林の一般公開を開始。見渡す限り広がる竹林と笹鳴りの音に包まれた空間は、一歩足を踏み入れるだけで、別世界に迷い込んだような感覚に。ハンモックに寝転んで天を仰いだり、竹器でお抹茶をいただいたりと極上のくつろぎが体験できる。4〜5月には筍狩り、7〜8月にはブルーベリー摘み、9〜10月には栗拾い体験を実施。一年を通じて豊かな自然と触れ合える貴重なスポットだ。


週末には「夜の竹林ライトアップ」を開催。日中の清涼感溢れる空間から一転、暗闇に浮かび上がる幽玄な美しさをたたえた竹林へと来訪者を導く。竹林越しに望む夜空に浮かぶ月は、過去から現代、未来と、時代を超えても変わることのない風情ある景色を生み出している。2020年に開催された冬季イルミネーション「Bamboo Winter Lights」では、『光が愛でる、美しき竹夜の世界』を竹と光で演出。日本の竹が白熱電球を生んだという歴史的事実に即し「竹を尊ぶ、光の恩返し」をテーマに、 “光と音のライティングショー”等が行われた。2021年には名月と関連したイベントにも取り組む、今後への期待も高まっている。

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