北九州市八幡東区にある標高622mの皿倉山。山頂からは北九州市内の街並みや洞海湾にかかる若戸大橋などが一望できる。展望台までのアクセスは、麓からケーブルカーとスロープカーを乗り継ぎ約10分。周辺の山々を巡る8つの登山コースもあり、太古の昔、神功皇后が岩場に立ち国々を望見されたという伝説に由来した「国見岩」や、樹齢200年を超える杉が林立する「皇后杉の群落」など見所も満載だ。展望台には絶景を見渡せるレストランがあり、夕暮れ時には移りゆく空の景色と麓に広がる夜景を食事とともに満喫できる。市内には小倉城や小倉城庭園などの観光スポットが多数。日中は周辺観光を楽しみ、夕方以降は皿倉山で夜景を楽しむのがおすすめだ。
山頂からは、「日本新三大夜景都市」に認定された北九州市の大パノラマ夜景が一望。玄界灘、周防灘、響灘、洞海湾など、地形的特徴が表情豊かな景観を創り、ダイナミックなスケールで来場者に大きな感動を与える。また、2020年には、海で切り取られた海岸線と、そこに輝く光の表情が、ブラジルの「リオデジャネイロ」やモーリシャス「ポートルイス」に酷似しているという“奇跡的な夜景の特徴”が発見された。その街を照らすかのように夜空で煌めく月との競演も美しく、毎年秋には「皿倉仲秋のお月見会」を開催。中国の伝統的な擦弦楽器の一種・二胡とピアノのライブ演奏や天体観測などが行われる。