桂浜は浦戸湾口、龍頭岬と龍王岬の間に弓状に広がる海岸で、桂浜公園に生い茂る松の緑、海浜の五色の小砂利や紺碧の海が箱庭のように調和する見事な景勝地となっている。また、東端の龍頭岬では幕末の志士坂本龍馬の銅像が太平洋を見下ろし、一帯には「桂浜水族館」「坂本龍馬記念館」などもあり、高知県を代表する観光名所のひとつである。
古来より月の名所として知られ、“月の名所は桂浜・・・”と「よさこい節」にも唄われているほど。太平洋に映えるムーンロード、月と松の光と闇のコントラストなど、時代を超えた情感が漂う。中秋の名月の頃には「桂浜観月会」を開催。桂浜の遊歩道に和灯籠が灯されるほか、年度によって異なるものの、桂浜水族館の夜間営業や月見うどんのふるまい、ナイトツアーも実施され人気を博している。